「小鈴・小春」のように可愛くて女の子らしい名前や、「小百合・小夜」のようにおしとやかで上品な名前になる「小」という字。
じつは、
- 女の子らしい名前
- 可愛らしい名前
- 優しい名前
- 古風な名前
にしたい人におすすめなんです。
一体、どのような意味を込められるのでしょうか?
そこで今回は、「小」という字を名づけに使いたいというあなたにぴったりの特集!
「小」に込められる意味やイメージはもちろん、おすすめの可愛い名前も紹介!
注意点も書いていますのでぜひ参考にしてください!
「小」に込められる素敵な願いは?古風でかわいい女の子の名前
「小」の意味・込められる願い
画数:3画
読み:しょう・こ・さ・お・ちい
意味:小さい・細かい・注意深い・若い
「小さい」という意味は、ネガティブに感じるかもしれませんが、つつましやかで上品であることを美徳と考えてはいかがでしょうか。
立派で堂々とした人よりも、謙虚な人をイメージできますね。
「細かい・注意深い」という意味からは、
- 小さなことにもすぐに気づく気遣いのできる人
- 細やかで気の利く人
をイメージできますね。
「若い」という意味からは、みずみずしくフレッシュなイメージ。
いつも元気で明るい人が思い浮かびます。
込められる願い
- 謙虚でつつましやかな人に
- 注意深く物事を見極めることができる人に
- 気遣いができる人に
- 若々しく明るい人に
「小」の読み方・響きイメージ
名前に向いている読み方は、大きく4つあります。
読みやすい順番から、
- こ 小雪(こゆき)など
- さ 小百合(さゆり)など
- お 美小莉(みおり)など
- ち 小穂(ちほ)など
珍しい名前にしたい人は「お」や「ち」と読んでみてはいかがでしょうか。
響きの印象
- 「こ・ち」はリズミカルでキュートな響き
- 「さ」は爽やかで清楚な響き
- 「お」は穏やかでおっとりした響き
「小」のイメージは?古風?
どんな印象を持たれるのか、簡単なアンケートを行いました。
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【小】という字がつく名前はどのようなイメージ?
例(小百合・小鈴・小夏・小雪)
— 赤ちゃんの名前集/なまえごと (@namaegoto) February 20, 2021
小という字を使った名前は、古風で奥ゆかしいイメージを持つ人が多いですね。
今は「小」を使う人がすくないので、古風さと新鮮さを兼ね備えた名前にしたい人にもピッタリ。
「小」がつく女の子のかわいい名前
現代的で可愛い名前を集めました。
キュートでかわいい名前から、ふんわりとやさしい名前まであります。
珍しい名前にしたい!という方や、読みやすい名前にしたい!という方がいらっしゃると思いますので、めずらしさや読みやすさも星の数で表しました。参考にしてみてください。
小優乃 さやの
繊細で優しい名前。
「さやさや」という涼やかな風の音もイメージできます。
「優」を「や」と読むと個性的になります。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
- 小優花 さやか
- 小優羽 さやは
- 小優音 さやね
- 小優奈 さやな
- 小優咲 さやさ
- 小優沙 さやさ
小乃実 このみ
秋の季語、「木の実(このみ)」にちなんだ名前。
「このみ」とは「きのみ(木の実)」の雅語出来表現。
「木の実」は近代に入ってよく詠まれるようになりました。
秋になると様々な小さな実が熟されるので、実り豊かなイメージができますね。
めずらしさ★★☆☆☆
よみやすさ★★★★☆
小穂 さほ・ちほ
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は、中身が詰まった人格者ほど謙虚であるという意味です。
また、人が手間をかけて育てることから純朴で高潔とも言われています。
「ほ」がつく名前は羽のようにソフトで繊細な響きになりますね。
小穂乃(ちほの)や小穂莉(さほり・さおり)も可愛らしい名前になりますね。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
小乃葉 このは
冬の季語、「木の葉(このは)」にちなんだ名前。
木の葉が地面に散り敷いた形を言います。
「木の葉の雨(このはのあめ)」という風情ある表現方法もあります。
本当の雨ではなく、冬になって葉がはらはらと落ちる音を雨に例えたもの。
寒い冬でもわずかに木の枝に残っている形などもいうので、忍耐力のある人をイメージできますね。
葉が重たい印象を受ける時は小乃羽(このは)も良いかもしれません。
めずらしさ★★★☆☆
よみやすさ★★★☆☆
美小莉 みおり
美しい茉莉花が愛らしく咲いているイメージ。
茉莉花は、一日しか咲かないという健気な花。
つつましやかで上品なイメージの「小」とぴったりですね。
よりキュートさを出したい時は小乃莉(このり)という名前もいかがでしょうか。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
小優莉 さゆり・ちゆり
優や莉と合わせると可愛らしさや優しさを感じますね。
茉莉花の花言葉は「優美」や「柔和」、ユリの花言葉は「純潔」なので優しくて心の清らかな女の子に育ってほしいという願いを込められますね。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
小歩莉 ちほり・さほり・ことり
飛躍的で偉大なる進歩よりも、日々地道に努力をするイメージ。
確実に歩んだ先では、花を咲かすことができるようにと願うことができますね。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
小夜音 さやね
小夜(さよ)とは夜のこと。
「さ」は接頭語です。
小夜曲とはセレナーデ。夕べに女性に向けて贈る恋の歌。
音楽に通じた名前になりますね。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
小葉音 こはね
そよそよと葉が揺れているような名前。
響きから「羽」のイメージもできるので、包んでくれるような優しさを感じます。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
「小」がつく古風な女の子の名前
古風で可愛い名前や、みやびやかな名前を集めました。
二文字の名前は、より落ち着いた雰囲気になります。
小華・小花 こはる・ちはな
暖かな日差しの中、小さな花たちが咲いているイメージです。
木の枝に咲く桜や、道端にひっそりとさいているようなスミレ、鈴蘭やカスミソウまで幅広くイメージできます。
そして小さな花も、集まれば華やかですよね。
周りと支えあいながら協調性を大切にして大きく育ってほしい、と願うこともできそうです。
めずらしさ★★★☆☆
よみやすさ★☆☆☆☆
小織 さおり・ちおり
上品で美しい織物のイメージ。
織には色糸で織った絹という意味があります。
繊細な糸が重なり合って、美しい作品が出来上がるように、すてきな人生を歩んでほしいと願うことができます。
小織乃(さおの)のように乃でおわるとさらに古風な印象。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
小鈴 こすず
小さな鈴がちりんちりんとなっている可愛らしいイメージ。
夏の風物詩、風鈴だと爽やかなイメージ、
クリスマスのベルだと和やかなイメージですね。
また、白く小さな鈴蘭をイメージすると可愛らしい名前に。
鈴蘭は鈴のようにふっくらしていて裾がフリルのような形。
謙遜という花言葉がありますよ。
めずらしさ★☆☆☆☆
よみやすさ★★★★★
小波 さなみ・ちなみ・こなみ
小波とかいて「さざなみ」とも読みますね。
波打ち際におしよせる波音。
水関連の名前は清らかなイメージがありますね。
夏生まれにぴったりな名前。
めずらしさ★☆☆☆☆
よみやすさ★★★☆☆
小都 こと・さと
つつましやかさと雅さが合わさった、古風な名前。
2音はリズミカルで可愛い雰囲気。
小都子(ことこ)でもよいですね。
子がつくと落ち着いているイメージになります。
めずらしさ★☆☆☆☆
よみやすさ★★★☆☆
小雪 こゆき
小雪(こゆき)という言葉があります。わずかに降っている雪のことです。
また、小雪(しょうせつ)は二十四節気の一つ。陽暦11月22日ごろ。
日本の四季にちなんだ名前を探している人にピッタリ。
すこし珍しい名前にしたい時は、小優妃(こゆき・さゆき)などもいかがでしょうか。
ちらちらとふっている優美な雪をイメージできますね。
めずらしさ★☆☆☆☆
よみやすさ★★★★★
美小都 みこと・みさと
都には「みやびやか」という意味があります。
ほかにも「京都・古都」のイメージを持つ人もいるので古風で美しい名前にしたい人にピッタリ。
響きもおちついていて、女性らしいですね。
めずらしさ★★★★★
よみやすさ★☆☆☆☆
小都音 ことね
琴音は人気ですが、小都音は被りにくいと思います。
めずらしさ★★★★☆
よみやすさ★★☆☆☆
まとめ
「小」という漢字がおすすめの人
- 女の子らしい名前を名付けたい人
- 可愛い名前を名付けたい人
- 古風な名前を名付けたい人
- つつましやかな名前を名付けたい人
画数が少ないので三文字にもしやすいですね。
名字との兼ね合いもありますが、比較的バランスはとりやすいです。
「小」を名前に使う時の注意点
小という字は、「幼い・つまらない・くだらない・つたない・びくびくした・少し・侮る・卑謙の語」という意味を持ちます。
気になる方はよく調べてみてから名付けて下さいね。
「小」という字に関係なく、どの漢字もある程度「ネガティブな意味」を含んでいます。
どこまで許容できるかが鍵になると思います。
いかがでしたでしょうか?
小という字を使った可愛い名前や珍しい名前を紹介しました。
ぜひヒントにしてみて下さいね!
お願い:辞典によって書かれていることが異なる場合がありますのでご了承ください。名前は大切なことですので、正式に決める際には専門書のご確認お願いします。ここに書かれていることは現時点のことですので常に新情報をお確かめください。
参考
三省堂新明解国語辞典第三版
大修館新漢和辞典
基本季語500選